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電柵の効果補強 傾斜地で使いやすい塗装3年でも劣化せず(7面・営農技術・資材)【2023年7月2週号】

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 山梨県総合農業技術センターでは、傾斜地農地の土留めとして使われるコンクリートの上面に導電性塗料を塗布する方法で、電気柵の効果を高める技術を開発した。電気が通りやすくなり、縁に乗った害獣を感電させて圃場への侵入を防ぐ。ブドウ園地での試験では3年間、導電性を維持したと確認した。塗料一式は5月から商品化された。中山間地に多い傾斜地農地で電気柵を活用しやすくなり、獣害の防止効果が高まると期待されている。

(7面・営農技術・資材)

〈写真:土留め上面に塗布された導電性塗料を指す本田主任研究員〉