山梨県総合農業技術センターでは、傾斜地農地の土留めとして使われるコンクリートの上面に導電性塗料を塗布する方法で、電気柵の効果を高める技術を開発した。電気が通りやすくなり、縁に乗った害獣を感電させて圃場への侵入を防ぐ。ブドウ園地での試験では3年間、導電性を維持したと確認した。塗料一式は5月から商品化された。中山間地に多い傾斜地農地で電気柵を活用しやすくなり、獣害の防止効果が高まると期待されている。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:土留め上面に塗布された導電性塗料を指す本田主任研究員〉
山梨県総合農業技術センターでは、傾斜地農地の土留めとして使われるコンクリートの上面に導電性塗料を塗布する方法で、電気柵の効果を高める技術を開発した。電気が通りやすくなり、縁に乗った害獣を感電させて圃場への侵入を防ぐ。ブドウ園地での試験では3年間、導電性を維持したと確認した。塗料一式は5月から商品化された。中山間地に多い傾斜地農地で電気柵を活用しやすくなり、獣害の防止効果が高まると期待されている。
〈写真:土留め上面に塗布された導電性塗料を指す本田主任研究員〉