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農機を操作して50年 法人の米麦生産に貢献【7月2週号 香川県】

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 【香川支局】まんのう町の関美智子さん(69)は、農事組合法人未来ファーム下分で、農業機械を扱うメンバーとして作業に奮闘する。「農業機械が好きで、運転できることが誇り。5月に新品のコンバインで麦を収穫しました。大きな機械は運転しがいがあります」と最新式の農業機械も乗りこなす。同法人は2020年9月に地域の農地を集積して発足。水稲5.3ヘクタール、麦5.8ヘクタールを作付ける。メンバーは50代から70代の男女13人で、農業機械を扱えるのは関さんを含めて4人だ。同法人の近藤茂義代表理事(72)は「関さんは男性メンバーでも尻込みするような大型機械にも物おじしません。機械を扱えるメンバーが仕事で参加できない平日の作業では、特に重要な戦力です」と高く評価する。結婚を機に就農した関さんは、義父とともに米麦やタバコ、野菜を大規模に作付けしてきた。就農直後からコンバインやトラクターを運転し、操作歴は50年近い。「早くから機械作業を任せてくれた義父の方針が今の自分や法人の役に立っていると思うと、感謝しかないですね」

〈写真:「自動車より農業機械に乗る方が楽しい」と関さん〉