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通路を広く、パート雇用 ブロッコリー収穫の負担軽減【7月1週号 岩手県】

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 【岩手支局】2020年に就農した野田村野田の新山麗佳〈にいやま・れいか〉さん(37)は、夫の功気〈こうき〉さん(38)と2人で春ブロッコリー(1.2ヘクタール)、キュウリ(17アール)、ネギ(8アール)などを栽培する。新山さん方の春ブロッコリーは2月下旬に播種し、ハウスで育苗。収穫時期が集中しないように、4月上旬から1週間に30アールずつ定植した。霜対策として不織布シートをかけて保温しながら成長させ、6月上旬に収穫を迎えた。畝間は60~70センチ取り、通路幅を広くしてコンテナカートが通る道を確保。麗佳さんは「かごを背負って収穫していたころと比べて体への負担が少ない」と話す。今年は収穫期にパート従業員を雇用し、1人当たりの作業量を減らした。「7月からキュウリ、秋にかけてネギ、秋ブロッコリーの栽培が続く。体を大切に農作業に取り組みたい」と麗佳さん。「経験を積んで技術を身に付け、生産量と質を向上させて、さらにおいしい野菜を作りたい」と意気込む。

〈写真:「子どものころから野菜が好きで、いつか就農したいと思っていた」と麗佳さん〉