高知県三原村の農事組合法人三原やまびこでは、今年もシシトウの収穫・出荷作業が本格化している。働くのは村に住む70~80代の農家女性ら14人。20アールのビニールハウスで年間約12トンを安定的に生産し、約10万パックを全量JAに出荷する。各自の都合に合わせて作業できるよう、収穫量とパック詰め個数に応じた出来高払いを採用。作業場へのエアコン設置や温水洗浄便座の導入など働きやすい環境整備にも力を入れる。「"みんなで楽しく長く働く"を大事にしています」と代表の岩井清さん(74)。生涯現役で心豊かに暮らせる村づくりの一翼を担っている。
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〈写真:パック詰め作業を行うメンバー〉