本州付近に停滞する梅雨前線に向かって台風2号周辺の非常に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で2日、西日本から東日本の太平洋側を中心に前線の活動が活発になり、大雨に見舞われた。
高知県や和歌山県、奈良県、三重県、愛知県、静岡県では「線状降水帯」が発生した。和歌山・愛知・静岡3県の一部地域では、警戒レベルのうち危険度が最も高い警戒レベル5に当たる「緊急安全確保」が発令されるなど、各地で記録的な豪雨となった。人的被害や住宅被害をはじめ、農業関係でも土砂災害や農作物の浸水・冠水被害などが多数確認されている。
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