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好評の直売、独自の品種も 多肉植物専業に手応え【5月4週号 島根県】

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 【島根支局】出雲市美談町で多肉植物を栽培する「飯塚農園」の飯塚広光さん(58)・真理子さん(58)夫妻。農業を始めた26年前はシクラメンを生産していたが、コストなどを考えて模索した結果、多肉植物にたどり着いた。現在はハウス3棟(15アール)で栽培する。多肉植物の栽培は、約16年前に親株集めから始め、10年前に多肉植物だけの経営に切り替えた。「多肉植物は種類が多く、一年中楽しめます。育て方がそれぞれ違い、とても興味深いです」と広光さん。2018年の大寒波では栽培していた多くが凍って枯れたが、残った株を育てるなどで、今では以前より種類が多くなり、オリジナル品種も手がけている。癒やし効果があるといわれる多肉植物は人気が高く、農園やイベントでの販売では多くの人が訪れるという。広光さんは「お客さまとお話しが直接でき、その中で教わることが多く、やりがいになっています。園内には多肉植物だけではなく猫もたくさんいますので、気軽に遊びに来てください」と話す。

〈写真:「気軽に多肉植物を楽しんでほしい」と飯塚さん夫妻〉