農林水産省は先ごろ、5月1日から9月30日を「熱中症対策強化期間」に定め、農業現場で熱中症対策の徹底を呼びかける通知を関係機関や団体に発出した。特に体が暑さに慣れていない初夏からの救急搬送が増加傾向にあるとして、農業者への声かけなどを働きかける。気候変動の影響による猛暑日の増加などで熱中症による被害拡大の恐れがある状況を踏まえ、高温時の作業を避け、小まめな休憩や適切な水分・塩分の補給など予防策の実践が大切だ。「自分は大丈夫だ」と過信せず、暑さが本格化する前から命を守る行動を最優先にしたい。
(2面・総合)