政府は22日、物価・賃金・生活総合対策本部を開き、物価高の克服に向けた追加策などを決定した。農業関係では、2022年度第4四半期(1~3月)の配合飼料価格について第3四半期で講じた緊急対策を拡大し、畜産農家のコスト負担を抑制する。また、配合飼料価格の高止まりで急増が懸念される飼料コストを抑えるため、配合飼料価格安定制度内に「新たな特例」を創設する。特に酪農では、牛乳・乳製品の需要減に加え、飼料価格の上昇、子牛価格の下落などで離農が増え、窮地に立っている。この危機的状況を早期に打開し、経営継続が見通せる展望を示す必要がある。
(2面・総合)