ハウス2棟(900坪)でバラを栽培する神奈川県小田原市上曽我の稲毛農園(代表・稲毛朋信さん、51歳)では、農業用環境モニタリングシステムを導入。自動測定されるハウス内の気温や湿度、培地中の水分などをスマートフォンなどで確認し、適正値となるよう管理する。うどんこ病やべと病などの病害抑制や品質の向上に加え、ハウスでの管理作業を午後5時頃で終えることが可能となった。自作したハウス側面の2層カーテンや、1日2回の二酸化炭素施用など、設備や管理作業の効果の確認にも生かしている。
(9面・営農技術・資材)
〈写真:二酸化炭素濃度を測定するセンサー(右)と子機を確認する稲毛朋信代表〉