農林水産省は7日、新農林水産省生物多様性戦略検討会に「農林水産省生物多様性戦略」の改定案を示し、了承された。生物多様性保全に資する農業者の取り組みの「見える化」推進を提起し、消費者に分かりやすい農産物への表示手法などを検討する方針だ。地球温暖化に伴う気候変動などは、生物多様性にも重大な脅威となっており、食料生産など農林水産業への影響が懸念されている。農業者の努力を見える化し、消費者への理解醸成を図ることで、消費拡大や適切な価格形成を促すとともに、農業の持続可能性確保にもつなげたい。
(2面・総合)