畜産の現場で診療に携わる獣医師が研究成果を発表する「令和4年度家畜診療等技術全国研究集会」(主催・全国農業共済協会)が2月21~22日、東京大学安田講堂(東京都文京区)で開かれた。20題の発表を審査した結果、農林水産大臣賞はNOSAI宮崎生産獣医療センターの辻󠄀厚史獣医師らによる「母豚の淘汰〈とうた〉指標として過去3産の分娩〈ぶんべん〉データを用いた成績改善効果」が受賞した。また、農林水産省経営局長賞9点(うち吉田賞1点、奨励賞2点)、全国農業共済協会長賞10点が選ばれた。農林水産大臣賞と吉田賞・奨励賞の報告概要を掲載。また、乳房炎対策をテーマにした帯広畜産大学畜産フィールド科学センターの草場信之准教授の講演、家畜の遠隔診療に関する座談会について概要を紹介する。
(7面・特集)