白ネギ50アールを中心に野菜を栽培する三重県鈴鹿市追分町の吉川文さん(45)は、ヘアリーベッチやカラシナなど緑肥作物を活用し、地力アップを図りながら肥料代・農薬代の削減につなげている。生育むらなどがみられる圃場ではソルゴーを播種し、深く根を張らせて耕盤を破砕。専用の機械を使わずに排水性を向上させている。吉川さんは「緑肥は次作を考えた適材適所の選択と、すき込みから分解まで十分な時間をとることが重要」とポイントを強調する。
(9面・営農技術・資材)
〈写真:カラシナが覆う圃場で吉川さん。「白ネギの病気抑制に効果的」と話す〉