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2023年度小麦需給見通し 外食回復基調も 国産流通量は94万トンに 産地と実需の連携が課題(2面・総合)【2023年3月1週号】

 農林水産省は1日、2023年度の麦(食糧用)の需給見通しを示した。小麦の総需要量は前年度比4万トン増の562万トンと見通した。このうち国産小麦の流通量は前年度見込み比で3万トン減の94万トン、国産の米粉用米流通量は3千トン増の4万8千トンとした。外食需要の回復基調などを踏まえた。ウクライナ情勢の長期化で価格高騰や供給不安定のリスクが高まっており、政府は麦の国産化を支援する方針だ。一方で、需要に応じた品質の確保や収量の向上などが課題となっている。産地と実需の連携を強化し、国産麦を安定的に生産・供給できる体制の確立が求められる。

(2面・総合)