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皮ごと食べられるマイヤーレモン栽培【2月4週号 福島県】

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 【福島支局】白河市で「つのだアスリートファーム」を営む角田英明さん(60)は、皮ごと食べられるマイヤーレモンを栽培して5年目になる。中学校教師として陸上競技の指導をしていた経験から、「疲労回復に欠かせないビタミンCなどを、サプリメントに頼らず摂取することが大事なのでは」という思いから栽培を始めた。山形県の農家で栽培方法を教わり、苗木は東京の八丈島から取り寄せた。気候に慣れさせるため、ハウス1.31アールで約60本を鉢で栽培する。害虫駆除のため葉は、一枚一枚の汚れを拭き取り、農薬は一切使わない。今後は山形県で実績のある地植え栽培を目指すという。現在は同市内の1店舗に出荷する。角田さんは「1個250㌘を超えるマイヤーレモンは、輸入レモンと大きさや色がまったく違う。販路を拡大し、より多くの人に知ってほしい」と話す。

〈写真:「皮がとても柔らかいので、ぜひ味わってほしい」と角田さん〉