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ブドウ苗木 低樹高一文字仕立て 台木栽培を省力化 安定生産へ ―― 福岡県農林業総合試験場(7面・営農技術・資材)【2023年2月3週号】

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 福岡県農林業総合試験場は、ブドウの苗木生産を安定化できる「低樹高一文字仕立てによる台木の省力栽培」技術を開発した。台木の新梢〈しんしょう〉管理作業で腕を肩より上げる"つらい姿勢"での作業時間を削減でき、樹冠面積当たりの採穂数も増加する。また、苗木の育成時にマルチ被覆すると生育が促進され、成苗率が向上することを明らかにした。生産現場での台木不足を解消するとともに、省力的で安定した苗木生産につなげたいと普及に努めている。

(7面・営農技術・資材)

〈写真:真上に伸ばした新梢を高さ180センチで捻技し、真下に誘引する。「省スペースで栽培できるのも利点」と話す四宮亮研究員〉