ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

茶の消費拡大へタバコ自販機を活用【2月2週号 滋賀県】

230216_10.jpg

 【滋賀支局】新名神高速道路「土山サービスエリア(甲賀市土山)」に、「土山茶」「朝宮茶」の消費拡大を狙った新しい土産品「Chabacco(チャバッコ)」が登場し注目されている。静岡県で茶関連商品を製造・販売する株式会社クラフト・ティーの登録商標だ。チャバッコの販売には、土山サービスエリアで使わなくなったタバコの自動販売機を活用。タバコサイズの箱にスティックタイプの甲賀市産粉末茶を入れ、ペットボトルの水に入れてよく振ることで地元の茶を手軽に楽しめるようにした。朝宮茶のパッケージには信楽高原鉄道の「SKR501」の写真と「土山たぬき」のイラスト、土山茶は近江鉄道「700系」と甲賀流忍者のイラストが描かれている。販売する土山ハイウェイサービス株式会社の担当者は「地域の活性化と茶業界の一助になればという思いがあった。地域の茶を新しい形で提供して消費拡大に貢献したい」と話す。粉末茶の開発・製造には、同市の「茶師十段」吉永健治さん(茶商「マルヨシ近江茶」)の協力を得た。チャバッコは近江鉄道の彦根駅、八日市駅、貴生川駅、近江八幡駅の改札付近でも販売している。

〈写真:土山サービスエリアのチャバッコ販売機〉