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共生社会の種を播く 担い手育成から就労訓練まで 多様な人材が地域の活力に ―― イシノマキ・ファーム(宮城県石巻市)(2面・新年号企画)【2023年1月1週号】

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 宮城県石巻市北上町の一般社団法人イシノマキ・ファーム(高橋由佳代表=58歳)では、心身の不調などさまざまな事情で働くことが難しい人が、農作業を通して就労に向けて準備する中間的就労事業(就労訓練事業)に取り組む。目指すのは誰一人取り残さず、共に支え合う「ソーシャルファーム」の実現だ。同ファームが栽培したホップを使ったクラフトビールの製造・販売を経営の柱とし、地域の雇用創出につなげる。市の委託を受けて運営する農業担い手センターは、農業に関心を持った人が移住・定住を含め気軽に相談できる場として運営。多様な人材が集い、活気を生み出している。

(2面・新年号企画)

〈写真:利用者に声をかけながら共に作業をする高橋由佳代表(左から2人目)〉