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有機の里に芽吹く力 短期集中の学びで定着図るIターンのチャレンジの場に ―― 丹波市立農(みのり)の学校(兵庫県丹波市)(3面・新年号企画)【2023年1月1週号】

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 兵庫県丹波市は、全国でも珍しい有機農業を学ぶ農業学校「丹波市立農(みのり)の学校」を設立し、Iターン就農希望者を中心に人材定着に注力する。全日制で1年間の短期集中型カリキュラムを用意し、栽培技術から販売、農業経営まで実践的に学ぶ場を提供。全国の専門家の講義や地元事業者への視察も行い、経営者の育成を目指す。在学中の家賃から就農に関わる資金手当てなどは、市が独自事業などで支援する。学校を核に、市内農家や卒業生同士の交流など信頼関係づくりを後押しし、新たな栽培技術や販路開拓に挑戦しやすい環境につながっている。

(3面・新年号企画)

〈写真:同校を卒業した廣澤正道さん(左)と嶺尾洋人さんは、同い年で近所に就農した。普段から生活や営農について相談しあう〉