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深刻化する酪農危機 離農を防ぐ対策が急務 資材高騰、価格低迷、副産物収入の激減など7重苦に悲嘆の声(2面・総合)【2022年11月4週号】

 酪農家らで組織する「安全安心な国産牛乳を生産する会」(湯浅清春代表)は15日、「最悪の酪農情勢を乗り切るには」と題したセミナーを開いた。酪農家からは「飼料価格の高騰で借り入れた資金も底をついた。経営努力にも限界があり、もう何カ月持つかの瀬戸際だ」「自給飼料の生産でも肥料高騰でコストがかさむ。搾れば搾るほど赤字だ。この状況を放置すれば日本の酪農は成り立たなくなる」など窮状を訴える声が相次いだ。離農による生産基盤の弱体化を何としても食い止める対応が急務だ。

(2面・総合)