農研機構では、主要な大豆品種に莢〈さや〉がはじけにくい「難裂莢性〈なんれっきょうせい〉」の特性を入れた新品種を育成し、東海や北陸、近畿、中国などの産地へ普及している。収穫遅れやコンバイン収穫でのロスを抑えて実質的な増収につながる。目的の遺伝子の目印となる「DNAマーカー」などを活用し、元の品種とほぼ同じ加工品質や成熟期を実現できた。産地奨励品種に採用し、既存品種との置き換えを進める産地もあり、国産大豆のシェア拡大につながると期待されている。
(9面・営農技術・資材)
農研機構では、主要な大豆品種に莢〈さや〉がはじけにくい「難裂莢性〈なんれっきょうせい〉」の特性を入れた新品種を育成し、東海や北陸、近畿、中国などの産地へ普及している。収穫遅れやコンバイン収穫でのロスを抑えて実質的な増収につながる。目的の遺伝子の目印となる「DNAマーカー」などを活用し、元の品種とほぼ同じ加工品質や成熟期を実現できた。産地奨励品種に採用し、既存品種との置き換えを進める産地もあり、国産大豆のシェア拡大につながると期待されている。