【大分支局】「作業を手伝ってくれる親戚の『もったいない』という言葉がきっかけで、商品化につながりました」と話すのは、九重町でネギ60アール、水稲100アール、スイートコーン20アール、ジネンジョ2アールを栽培する平祥尚〈ひら・あきひさ〉さん(37)。通常は廃棄する白ネギの青葉を「ねぎ若葉」として商品化し、販売している。平さんは、育苗の過程で苗の成長を促進するため、若苗の穂先を3センチほど刈り取るという。商品化する前は年間で軽トラック数台分を廃棄していた。ねぎ若葉は冬の終わりから春にかけて、地元の道の駅などで販売。平さんは「食べてみると食感が良く、料理の彩りにも便利で、お客さんからの評判は上々です」と笑顔を見せる。
〈写真:「ねぎ若葉」を手に平さん〉