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ソバ 有機質など多肥に 食味が向上 ―― 伊那そば振興会(長野県伊那市)(7面・営農技術・資材)【2022年10月4週号】

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 長野県伊那市の「信州そば発祥の地 伊那そば振興会」は、ソバの主要品種「信濃1号」の栽培で畜産堆肥など有機質を10アール当たり4トンと多量に施用し、高品質化を実現した。信州大学が技術指導し、ソバのうまみや風味に関わるたんぱく質や脂質の成分分析に基づき、緩効性を主体にチッ素などを慣行よりも多く施用。栽培技術を「プレミアム栽培指針」として体系化した。JAなどの協力のもと普及し、未利用資源を活用したソバの付加価値向上が期待されている。

(7面・営農技術・資材)

〈写真:収穫直前の圃場を確認する、実証に参加する上戸ファーム代表の有賀正喜さん(右)とアグリ羽広代表の鈴木恭一郎さん〉