「和牛のオリンピック」といわれ、5年に1度、全国の優秀な和牛を一堂に集めて審査する第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会(全国和牛登録協会主催)が6~10日、霧島市など鹿児島県内の2会場で開かれた。「和牛新時代 地域かがやく和牛力」のテーマの下、九つの出品区に41道府県から約440頭が出品され、改良の成果やその優秀性を競った。
各出品区の最高位となる優等賞1席は、鹿児島、宮崎、大分の3県で占めた。この中から名誉賞(内閣総理大臣賞)に、「種牛の部」は4区(繁殖雌牛群)の鹿児島県代表、「肉牛の部」は7区(脂肪の質評価群)の宮崎県代表が選ばれた。
また、今大会から新設された特別区(高校および農業大学校の部)は、鹿児島県代表の県立曽於高校が優等賞1席を獲得した。
(2面・総合)
〈写真:霧島市の種牛の部会場で行われた特別区の審査〉