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収入保険・私の選択 従業員を守るためにも【10月2週号 広島県】

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広島県尾道市  山田 雅之さん(69)
 米に保険があるように、野菜にも保険があればと思っていました。ちょうどその頃、NOSAIが収入保険のチラシを配っていて、すぐに連絡し加入しました。キュウリとカブを栽培していて、キュウリは6月から10月にかけて2回転させます。その後、カブを12月から1、2月まで収穫します。2020年は、低温によるカブの生育不良、霜でキュウリの苗が枯れるべと病などの被害が重なりました。さらに、コロナの影響で需要が減り、出荷先が仕入れをストップしてしまい、収入は4割程度に。収入保険に入っていて、ラッキーでした。保険金がなかったら、乗り越えられなかったかもしれません。リスク分散のため、自社での栽培だけではなく、全国各地の生産者から仕入れ、関東へも販売するルートをつくろうと奮闘しています。従業員を守るためにも、安心材料として収入保険には入っておかないといけないと思います。
 ▽株式会社きよべじ会長▽キュウリ、カブ計1.2ヘクタール
 (広島支局)

〈写真:「近年は悪天候が当たり前で、何があるか分かりませんからね」と山田さん〉