露地ダイコン延べ7ヘクタールを中心に経営する栃木県鹿沼市の市田博さん(54)。被覆による夏の高温対策も取り入れて作期を拡大し、地元青果卸1社と連携を強め、スーパーや飲食店など県内向けに、年間40万~50万本を出荷する。「定時定量を維持し、必要とされる農家として経営していきたい」と考えを話す。コロナ禍で市場価格が下落する中、収入保険の補てんで経営資金への影響を回避できた。安定した取引で流通先からの信頼を確保し、次世代へ継承できる営農を目指している。
(3面・収入保険)
〈写真:ダイコン圃場で市田さん。「経営に正解はない。続けられることが一番重要」と話す〉