全国野菜園芸技術研究会は8月18日、東京都内で東京大会を開催。全国土の会の後藤逸男会長(東京農業大学名誉教授)が「このままでよいのか! 施設園芸の土づくり」と題して講演した。全国の施設園芸農家から寄せられた土壌を診断した結果、全体の約40%で可給態(有効態)リン酸が過剰となり、硫酸イオンの蓄積からEC(電気伝導率)がやや高い傾向が見られたと指摘。土壌病害の発生防止や上昇する肥料費抑制などの観点から、土壌診断に基づく効果的・効率的な施肥の徹底を呼び掛けた。以下、概要を紹介する。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:講演する後藤会長〉