ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

カロリーベースの食料自給率38%に 増加も低水準続く(2面・総合)【2022年8月3週号】

 農林水産省は5日、2021年度のカロリーベース(供給熱量)の食料自給率が前年度比1ポイント増の38%と発表した。小麦、大豆の作付面積と単収の増加、コロナ禍で低迷していた米の外食需要の回復などが寄与した。過去最低だった前年度よりも改善したものの、依然として低水準にとどまっている。食料・農業・農村基本計画では、カロリーベースの自給率を30年度までに45%とする目標を掲げる。新型コロナやロシアのウクライナ侵攻、急激な円安など食料の安定供給を脅かすリスクが高まる中で、食料安全保障の確立に向けた国内生産基盤の強化が急務だ。

(2面・総合)