福島県本宮市で水稲40ヘクタールを栽培する御稲(みいね)プライマル株式会社は、8月上旬に収穫できる超早場米「まゆみ姫」のブランド化を進めている。「"東北一早い"新米として、本宮市に愛着を持ってもらう入り口にしたい」と後藤正人代表(42)。市内の農家が育成した極早生品種「五百川」から、さらに出穂・登熟が早い系統を選抜した。田植え後90日で収穫できる。自治体による関係人口創出の事業と連携してブランド名の公募や田植え・収穫体験を実施。地域発祥のストーリー性や希少性を生かし、全国各地にファンを得ている。
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〈写真:「地域の仲間と米産業を盛り返していきたい」と田植え後のまゆみ姫の圃場で後藤正人代表(6月中旬)〉