【福島支局】本宮市内の若手農家で結成した「本宮若手農業団」では、団員が手がけた農産物を軽トラックで販売する「なないろ市」に取り組んでいる。なないろ市は市内の公園で年4回開催。心待ちにしているファンがいて、今年6月の市では、早々に売り切れてしまう野菜があったという。農業団は、市内の50歳以下の若手有志が地元の農業を盛り上げようと、2020年8月に13人で結成。有識者を講師に勉強会や研修を重ねている。県内外の農産物イベントに積極的に参加するほか、今年は酒造好適米「福乃香」を栽培し酒造りに挑む予定だ。「直接販売を心がけています」と団長の国分進一さん(46)。事務局を担当する本宮市産業部農政課の根本航太主事は「今後も直接販売を積極的に行い、本宮市の農産物をPRしていきたい」と話す。
〈写真:本宮若手農業団のメンバー(前列右端が国分さん)〉