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特産をトッピング 人気の土産「せんのかゆ」【6月4週号 秋田県】

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 【秋田支局】大仙市の土産商品ブランド「せんのぜん」の「せんのかゆ」シリーズが好評を得ている。市産の米をかゆに加工し、市や県ならではの食材をトッピングに加えた商品だ。せんのかゆシリーズは、市内で栽培された「あきたこまち」をかゆに加工。トッピングの具材は、市内の川に遡上したサケの「サケ燻山椒風味」、市内で飼養した地鶏を使った「比内地鶏の辛みそ煮」、いぶりがっこと県の特産大豆「すずさやか」を合わせた「煮豆がっこ」、県産の山菜を使った「せんの翡翠」の4種類となっている。かゆは1食分180グラム、トッピングはパック詰めされているため土産品として人気だ。かゆに加工する株式会社仙北こまちの会のほか、トッピング4種類は市内の異なる業者が得意分野を生かして製造する。せんのぜんブランド推進協議会の辻卓也会長は「今は米を売るのに苦労する時代。求められるものを作っていかなければならないと思い、おかゆに行き着いた。コロナ禍が落ち着いてきたので、新たな取り組みを始めて市の土産品を広めたい」と話す。

〈写真:せんのかゆシリーズ4種〉