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備えて安心「園芸施設共済」【6月3週号 岡山県】

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被害防止の対策徹底も大切
岡山市  居石 和宣〈すえいし・かずのり〉さん(55)
 園芸施設共済に加入してすぐに被害に遭うとは思っておらず、申し訳ない気持ちがいっぱいで、備えることの大切さを改めて感じました。2019年の台風10号が去った翌日、ハウスの屋根全面が破れ、ショックを受けました。小さな切れ目からの風で破れ、作物は全滅でした。幸い、作物の半分は収穫して、ほかのハウスは無事だったので、収入面の影響はそこまで大きくありませんでした。農業を始めるまでは、台風がこんなにも怖いものだと思っていなかったので、それ以来、天候は常に気にしています。児島湾に面する地域なので、波の高さまで確認していますよ。強風対策として、少しでも風が強いと感じる日は、必ずビニールを固定し直します。切れ目があれば、どれだけ小さくてもすぐに補修するように徹底しているので、今のところ被害は防げています。近年は異常気象で予測のつかない災害が多いです。日頃の対策も大切ですが、万が一のセーフティーネットとして、園芸施設共済への加入が重要だと思いますね。
 ▽ハウス9棟・30アール(コマツナを中心に軟弱野菜)
 (岡山支局)

〈写真:「さらなる備えとして、今年から収入保険にも加入しています」と話す和宣さんと妻の友美さん(53)〉