水稲などの緩効性肥料に使われるプラスチック被膜殻の海洋流出防止が喫緊の課題となっている中、滋賀県農業技術振興センターは、水稲や小麦作でプラスチック被覆の代わりに硫黄被覆やウレアホルムを用いた肥料でも、同等の収量を得られると確認した。品種は水稲「コシヒカリ」、小麦「びわほなみ」で、異なる土壌条件で2年間試験した。被覆肥料は全国の水田面積の約6割で使われ、施肥の省力化に欠かせない。環境に配慮した代替技術の開発加速化が期待されている。
(7面・営農技術・資材)
水稲などの緩効性肥料に使われるプラスチック被膜殻の海洋流出防止が喫緊の課題となっている中、滋賀県農業技術振興センターは、水稲や小麦作でプラスチック被覆の代わりに硫黄被覆やウレアホルムを用いた肥料でも、同等の収量を得られると確認した。品種は水稲「コシヒカリ」、小麦「びわほなみ」で、異なる土壌条件で2年間試験した。被覆肥料は全国の水田面積の約6割で使われ、施肥の省力化に欠かせない。環境に配慮した代替技術の開発加速化が期待されている。