「研修時から子供が生まれたときに必要な費用などを見込み、経営を長期的に考えることができた。アスパラガスをJAに出荷し、収入を安定して確保できている」と話すのは、熊本県阿蘇市一の宮町でアスパラガス32アールを栽培する綿住輝さん(47)。新規就農支援に取り組むNPO法人九州エコファーマーズセンターを利用して10年前に就農した。同センターは就農後も安定して営農できるよう、研修時からライフプランに合わせた経営計画策定などを支援。19年間で輩出した約150人の就農者は現在も営農を続けている。
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〈写真:市来さん夫妻を指導する熊本県阿蘇市一の宮町の綿住輝さん〉