新型コロナ克服と経済対策を柱とする2021年度補正予算が12月20日、成立した。農林水産関係では、米価の需給・価格の安定に向けて20年産米15万トンを市場隔離する「コロナ影響緩和特別対策」(特別枠対策)には165億円を確保。「新市場開拓に向けた水田リノベーション事業」は420億円を措置し、新市場開拓に必要な施設整備を支援するなど産地の取り組みを後押しする。年末に決定する22年度当初予算案と合わせた「16カ月予算」と位置付け、生産基盤の強化や農林水産物・食品の輸出力の強化、スマート農業などを推進する方針だ。
(6面・総合)