畜産の現場を支えるNOSAI獣医師。全国で約1700人が、診療などに日夜奔走している。NOSAIかごしま(鹿児島県農業共済組合)中部家畜診療センター北部診療所は、獣医師6人で伊佐市と湧水町の肉牛の繁殖農家など300軒ほどを担当する。和田三枝副所長(40)と新人の米丸友佳子獣医師(26)の診療に同行し、尽力する姿を追った。
(8~9面・農業保険)
〈写真:3軒目の今村由美子さん(右)の農場に到着。母牛を妊娠鑑定した。肥育する子牛の肉質を向上させるため、無血去勢も施した。尿膜管遺残症が疑われる別の牛には、炎症を抑えるため抗生剤を打つ。〉