2021年産の水稲共済の共済金は、全国で約25億円、麦共済の共済金が約21億円となった。本紙が12月15日までに聞き取った。NOSAIは、昨年末までに支払い(一部仮渡し)をほぼ終えている。
都道府県別の水稲共済金の支払額は、福岡県が約1億8100万円と最も多く、佐賀県が約1億7千万円と続いた。ともに、7~8月の大雨の被害が主な要因だ。水稲の作況指数は福岡県は98、佐賀県は97のやや不良だった。
一方、麦の共済金支払額は北海道が約12億5千万円で最も多く、栃木県が約1億9千万円と続いた。北海道は5月下旬~7月上旬の干害が要因で、栃木県は5月中旬の降雨によって、穂発芽や品質低下が発生した。
(6面・総合)