ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

2021年産水稲作況指数101 需要安定実現へ正念場(2面・総合)【2021年11月3週号】

 農林水産省は9日、2021年産水稲の作況指数(10月25日現在)は101と発表した。前回調査(9月25日現在)から1ポイント増で、主食用米の予想収穫量(子実用)は前回調査比5千トン(0.1%)増の700万7千トンに上方修正した。国が示した適正生産量693万トンを7万7千トン(0.1%)上回る。主食用米需給への影響について金子原二郎農相は10日の閣議後会見で、「いろいろな対策を打っており、具体的に実行に移されていく。(効果を)見極めながらやっていく」と述べた。補正予算で措置する20年産在庫15万トンの特別枠の設定などの動向を注視する必要がある。22年産では、21年産を上回る大幅な作付け転換が必要と想定され、需給動向に応じた持続的な水田農業の在り方が問われている。

(2面・総合)