製薬企業からカンゾウやシャクヤクなど生薬の原料となる薬用作物の国産拡大への期待が高まっている。漢方製剤などの生産金額は1984億円(2019年)と、15年比で18.7%伸びた。一方、国産の生薬は1割にとどまり、約8割は中国からの輸入に依存する。薬用作物は、主に中山間地での複合経営の一品目としての導入が見込まれるが、安定生産や収益面など課題も多い。薬用作物産地支援協議会が先ごろ開いた地域説明会では、薬用作物の産地化に向けた現状や課題などが報告された。
(3面・ビジネス)
製薬企業からカンゾウやシャクヤクなど生薬の原料となる薬用作物の国産拡大への期待が高まっている。漢方製剤などの生産金額は1984億円(2019年)と、15年比で18.7%伸びた。一方、国産の生薬は1割にとどまり、約8割は中国からの輸入に依存する。薬用作物は、主に中山間地での複合経営の一品目としての導入が見込まれるが、安定生産や収益面など課題も多い。薬用作物産地支援協議会が先ごろ開いた地域説明会では、薬用作物の産地化に向けた現状や課題などが報告された。