秋田県男鹿市の「男鹿・潟上地区園芸メガ団地」では、赤色LED(発光ダイオード)の電照栽培や先進農機を活用し、露地小ギクの需要期に合わせた大規模安定生産体系の確立に挑んでいる。2019~20年度の農林水産省委託によるスマート農業の実証事業では、耕起・施肥から収穫・調整まで、10アール当たりの作業時間を約3割短縮し、需要期出荷率は9割を達成した。求められる量・品質の小ギクを計画的に出荷することで、有利販売につなげ産地振興を目指す。
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〈写真:切り花調整ロボットで作業を省力化する男鹿・潟上地区園芸メガ団地共同利用組合の吉田洋平組合長〉