▼新聞では、SNSを会員制交流サイトと表記する。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど種類は多い。それぞれ特徴があるというが、自ら発信することには関心がなく説明できない。ただ、各地から農業や日々の生活を発信する農家のブログなどはほぼ毎日見て、企画を考える際などの参考にしている。行き来すれば1日かかる遠距離の農家も、近所の人のように感じられるから不思議だ。
▼休日を家で過ごすとき、子供たちは飽きもせずスマートフォンをいじっている。友人とSNSで連絡を取り合うほか、ユーチューブなど動画サイトをチェックするそうだ。赤ちゃんの面白動画やどこかの国の屋台の調理場面などをチラ見させてもらった。
▼家に電話が来たのは小学生になってから、子育てを経験するころまで携帯電話とも無縁だった身には、最近のインターネット環境の充実はSFの世界のように見える。スマートフォンで育った世代には、コロナ禍で人と会えないストレスも少ないように思うが実際はどうだろう。
▼便利さが増す一方で、ネットの世界では炎上や中傷も茶飯事だ。匿名性の高さが人の内面に潜む攻撃性を高め、歯止めがきかない状態を招くのかも。ネット環境の進歩の早さに対応ができていないのだ。心もバージョンアップができればいいのに。