農林水産省は8月31日、2021年産水稲の作柄概況(8月15日現在)を発表した。作況指数106以上に相当する「良」は青森の1県、102~105に相当する「やや良」は北海道や岩手、山形など5道県、99~101に相当する「平年並み」は新潟や秋田、福島など20府県となった。一方で、大雨や日照不足の影響を受けた西日本を中心に20都府県は95~98に相当する「やや不良」を見込む。東日本の主産地を中心に26道府県が「平年並み」以上を占める中で、主食用米の需給と価格の安定に向け、今後の作柄や持ち越し在庫となる20年産米の販売が焦点となっている。
(2面・総合)