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増収実現 産地に熱気 大豆の部分浅耕一工程播種で成果 ―― JAたがわ麦大豆部会(福岡県)(1面)【2021年8月3週号】

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 福岡県田川地域の約170戸で構成するJAたがわ麦大豆部会は、大豆の適期播種や省力化などにつながる「部分浅耕一工程播種」の導入を進め、条件不利地ながら増収を実現。2020年産の県平均収量10アール当たり120キロに対し、200キロを超える事例も出ている。部会長として大豆など水田転作をけん引する福智町の山口忠秋さん(69)は「生産者の意欲が増し、産地として存在感を示せるようになってきた」と話す。あえて収量が低い圃場で実証展示して新技術の成果を強調するなど、士気高揚に努めている。

(1面)

〈写真:播種部分のカルチ爪を指す山口忠秋さん。培土板を取り付けるなど独自の工夫も加える〉