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2020年 新規就農は5万3740人 49歳以下は3年連続で2万人割れ 雇用増えるも定着に課題残す(2面・総合)【2021年8月3週号】

 農林水産省は11日、2020年の新規就農者は前年比2130人(3.8%)減の5万3740人だったと発表した。49歳以下では同160人(0.9%)減の1万8380人となり、5年連続で前年を下回った。農業法人への雇用や新規参入は増えているものの、親元就農など新規自営農業就農者数が減少した。後継者のいない高齢農家の離農が進み、農業経営体数は減少の一途をたどる。担い手不足が深刻化する中で、新規就農者の確保は持続可能な農業の実現に不可欠だ。生産基盤の維持・強化を図るためにも、技術の習得や経営安定に向けた資金繰りなどの支援拡充が求められる。

(2面・総合)