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自家肥育の牛肉でカレー開発 地元に貢献する健康牛づくり【8月3週号 北海道】

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 【北海道支局】千歳市東丘の苦楽園亀田牧場(代表・亀田泰貴さん=52歳)は、自家肥育した牛肉をふんだんに使った「ビーフカレー」を開発。近隣の道の駅などで販売し、評判を呼んでいる。同牧場は、300ヘクタールほどの農地に牧草やデントコーンなどを栽培し、乳牛500頭(うち搾乳牛約300頭)、肉牛400頭ほどを飼養する、道内でも屈指の牧場だ。「地元に新しい道の駅ができるため、何か貢献できることはないかと考えた」と亀田さん。商品開発は、同級生の黒毛和種農家が販売するカレーを参考に、同級生の農家や加工場に直接出向き研究した。亀田さんは、サシを入れることよりも、肉本来の味を引き出すように牛を育てている。その味が楽しめるように、試行錯誤を重ねて完成したカレーは、辛さが抑えられ、マイルドで食べやすく、大きな牛肉がゴロゴロ入っているのが特徴だ。

〈写真:牛肉がゴロゴロ入ったカレーを手に亀田さん〉