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雨天・夜間稼働、自力充電 ロボット草刈機でナシ園管理省力化【8月3週号 鳥取県】

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 【鳥取支局】「ロボット草刈機を導入して本当に良かった」と話すのは、湯梨浜町でナシを栽培する前田利幸さん(43)。これまでの乗用モアーでの作業が、自律走行無人草刈機「ロボモア」の導入で大幅な省力化が実現した。ロボモアは雨天でも稼働可能。対物センサーで物体との距離を感知し、樹体近くまで草を刈り、自力で充電器まで戻り、充電完了後に再び作業する。予想外のメリットもあった。「夜中も自動で稼働してくれるためか、イノシシが今のところ出没していない」と前田さん。ロボモアのようなスマート農業の普及拡大に向け、県は補助事業を設けており、これまでほど導入のハードルは高くないという。前田さんは「成果に大変満足している。圃場を今後増やすならロボットに合わせた設計をしたい」と話す。

〈写真:ロボモアを前に「稼働状況はスマホで管理しています」と前田さん〉