「従業員定着の取り組みは機械の導入などと違い、コストがほとんどかからない。せっかく就農したのなら、農業を長く続けてほしい」と話すのは、水戸市成沢町でミニトマト1ヘクタールを栽培する株式会社ドロップの三浦綾佳代表(32)。インターン(職業体験)で雇用前に家族を含めて農業を理解してもらうほか、人事評価基準の明確化、正社員1人にパート平均2人を付けるチーム制など働きやすい職場環境を実現し、2015年の農業参入以来、正社員、パートともにほぼ離職なく経営を継続している。
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〈写真:三浦綾佳代表。従業員に安心して働いてほしいと収入保険に加入する〉