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2021年産米需給見通し 作付け転換ほぼ達成 作柄次第で需給緩和の懸念も(2面・総合)【2021年8月1週号】

 農林水産省は7月29日、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開き、2021/22年の主食用米の需給見通しを示した。作付け意向調査(6月末時点)では、21年産主食用米の作付面積は前年実績比で6万2千~6万5千ヘクタール程度減少する見込みで、21年産の主食用米生産量は平年作で694万~696万トンとなり、適正生産量に設定した693万トンと同程度となる。ただし、22年6月末の民間在庫量は210万トンを見込み、米価安定の目安とされる200万トンを上回り、作柄や消費動向によっては需給緩和も懸念される状況だ。生産を抑えるだけでなく、消費拡大策の検討も急務となっている。

(2面・総合)