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出荷できなかったモモをジャムに加工【8月1週号 香川県】

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 【香川支局】丸亀市飯山町は県内一のモモ産地で、「飯南の桃」として高い人気を誇る。モモを47アール栽培する山下静子さん(67)は、出荷できない規格外のモモでジャムやコンポート(シロップ煮)を作り、「振る舞った知人から、また作ってほしいとリクエストがきます」と話す。日中は収穫や出荷作業で忙しいため、ジャムを作るのは夜になる。モモの味を生かすため、わずかな砂糖で作るのが特徴だ。2時間かけて作るジャムは、「どの年代の人にも喜ばれる味で、お客さんが来たときに重宝します」と山下さん。ポイントは「あかつき」など果肉の白い品種を使うこと。色がきれいに仕上がるという。

 ※モモジャムの作り方(材料=モモ25個、砂糖100グラム、レモン汁大さじ2)
1.モモの皮をむき、みじん切り(4分の1の大きさに切ってミキサーにかけてもよい)。
2.砂糖とレモン汁を加え、フライパンで1時間煮詰める。
3.水を入れ沸騰させた鍋で瓶を煮沸消毒。
4.2を瓶に詰め、ふたを少し緩めた状態で30分煮沸消毒。
5.瓶のふたをきっちり閉め、さらに10分煮沸消毒。
6.鍋を火からおろし、流水で湯の温度を徐々に下げる。常温に戻して冷蔵庫で保管。

〈写真:ジャムを手に「パンとよく合います。1年保存できますよ」と山下さん〉