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アーチパイプ片側にニガウリ定植 作業効率、品質が向上【7月3週号 群馬県】

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 【群馬支局】館林市青柳町の内田邦雄さん(73)は、妻の茂子さんと息子夫妻、パート従業員とともに、露地とハウス合わせて1.1ヘクタールでニガウリを栽培する。ニガウリ栽培は2002年に始めた。現在は水稲1.6ヘクタール、冬はチヂミホウレンソウ50アールも作付ける。露地のニガウリは、5年ほど前から独自の栽培方法で取り組む。通常はアーチパイプの両側に定植するのが一般的だが、片側だけに定植し、アーチパイプに沿って誘引して反対側まで伸ばす。一般的な栽培方法と比べ収穫量は変わらず、アーチパイプに沿って葉かきや収穫などができるため、手間が省け、作業効率が良くなるという。また、太陽光がよく当たり、品質向上につながるという。「つるは縦と横に繁茂するので作業に負担がかかる。この栽培方法は家族や従業員の作業の軽減にもつながる」と内田さん。

〈写真:家族やパート従業員と摘心をする内田さん。間口4.5メートルのアーチパイプに片側だけ定植している〉