「トマト作りでもS級を目指したい。けがをしている4カ月の間に、よりおいしいトマトを作りたいという思いがより深まった」と話すのは、三重県いなべ市員弁町でミニトマト25アールを栽培する「S級ファーム」の日紫喜修司代表(57)。「量より糖度」を掲げ、夫婦2人で10度程度の高糖度ミニトマトの生産を実現する。しかし、年明けに日紫喜代表と妻が相次いでけがをし、3月には収穫を断念。現在は、9月に定植する次期作に向けた太陽熱消毒など栽培の再開に向け可能な作業をする。
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〈写真:日紫喜代表。受粉にはハチを利用し、省力化する。〉